こちらも30年以上前の製品になります。
特に「特急つばめ・はと」等に用いられた特急用44系客車編成はぶどう色(茶色)や青大将色(淡緑色)が有名ですが、実は「ブルー(青色)」というものもありました。



ブルーはスハ43系と同じ青色で、白い帯もありませんが、おそらく・・・「はつかり」をイメージしたカラーバリエーションとして発売したのかなと思います。
ところが、最後を飾るはずの車両が不在、マイテ49は「青色が無かった」ことから展望車のみ発売されず、また展望車代わりにはつかりに配備されたスハ44の緩急車バージョンであるスハフ43も製品化されませんでした。
なので、最後尾のみが存在しない不思議なブルー編成として中途半端に店頭に存在していました。特急用で混結も難しいことから当時も、そして中古でもあまり見かけませんので売れなかったんじゃないかな・・・と思います。

そうは言いつつも我が家には何両かブルー客車は揃っており、20年前に6両編成として遊んでいました。
運用的には・・・希少な半荷物室車だったので(転換シートになり)使われ続けたスハニ35、冷房改造をされることなく更新されたスロ60(ここが一番苦しいところです)、古いながらも予備車両として使われ続けたマシ35・・・後ろに続くスハ43系3両(最後尾はスハフ42)と組み合わせた6両の編成で使っています。多客時に車両が足りず、有り合わせの客車で編成された臨時急行、という感じでしょうか?
収納していたブックケースは最初期のものでしたので透明プラケースが侵食されて半透明に濁っています。(中身は大丈夫です)



なお、スロ60は未装飾でしたのでGMのグリーン帯とマークを付けています。冷房改造されていない割にブルーの更新色となったものでこの帯とマークがあったかはよく分かりませんが、青一色の編成には良いアクセントになっています。

この一見地味な編成なのですが、購入当時(20年以上前)は結構なお気に入りだったらしく、電球式の室内灯が全車に奢られています。



またスハフ43に至ってはテールライトに穴を開けて銀河モデルのパーツ(真鍮製のライトケースとクリアレッドのレンズ)を押し込んでおり、室内灯の漏れた光を拾い、ほのかに光ります。(当時の技術ではこれが精一杯)

先日工作した茶色の編成同様、こちらも現在仕様にグレードアップしたいところです。
幾つか課題がありますがチャレンジしてみたいと思います。(今回テールライトは片側エンドのみの施工)


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