マイクロエース岳南5000系のライトは初期の電球式で暗いものなので、交換してみようと思います。
分解してみると・・・

基盤の上下にムギ球があるタイプ、様々な基盤がハンダ付けされており、黒の塗料で上から塗り潰されていました。(写真は塗装剥離した状態)
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とりあえず基盤から全てのものを外します。
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今回ここで思案・・・

この岳南5000系はマイクロエースの初期のもので製造も手探りだったらしく、あちこち現物合わせでカッターで削っているくらいの代物で余裕がなく、砲弾型LEDは使えません。また家にあるチップLEDだと小型なのですが光が届かず、元のムギ球程度の暗い光です。またスペース的にも配置が難しいです。

そこで、今回はAmazonのテープLED(電球色)を使うことにします。
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このテープLEDは3つで1ユニット(ハサミで切れる単位)として12V対応の室内灯に使用しているものです。(20m級だと2ユニット使用で50両分)
チップLEDとしては薄くムギ球以下、明るさもムギ球以上に明るく光ります。

チップ抵抗は3つのチップLEDの1つに近接するように配置されています。そう考えると、この部分だけ切り取れば・・・抵抗~LEDが接続済みの便利なもの、かなり小さく薄いので、スペース的にライトケース内に収まりそうです。これを4セット分使います。
(残りの2個×4つ分のチップLEDはまたの工作用に取っておきます)
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切り取ったライトユニットの置き場所を試行錯誤・・・

最終的に最小限のサイズに切り取り、表裏このような配置としました。+側はチップ抵抗の先、-側はチップLED側面から取ります。集電脚への接続はカーボン抵抗の余った脚の部分です。
この方法、すごく楽です。テープで固定され設置も容易ですし、特にハンダ付けが非常に楽で助かりました。
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また、床板集電部分と接触する脚の部分は0.3mmの真鍮線を巻きつけてカシめ、新製しました。
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ライトケースに納めます。若干干渉する場所がありましたが、カッターで少し内側を削ると納まりました。
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ヘッドライト/テールライト点灯状態です。元のムギ球より明るくなりました。
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この後にテールライトの塗料(ただの赤色、初期のマイクロのはクリアー塗料は使われていません)を剥がし、クリアーレッドを塗装しました。


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