スロハユニフの工作日誌

Yahooブログ終了のため引っ越しました。

2017年08月

Amazonでセールで売っていたので2つ購入しました。
メーカー不詳ですが、明らかにエアテックスの入門機「kids105」の完全コピー品です。


もともとこの基本形はタミヤのベーシックコンプレッサーのエアブラシです。本体で1万円を切るため樹脂部品を多用していますがなかなかに扱いやすく、現在も(コンプレッサーは改良されましたが)ロングセラーです。
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エアブラシも本体は樹脂製ながら操作しやすいガンタイプのグリップ、模型用に扱いやすい重力式、大容量のプラカップ、分解も容易でメンテナンスがしやすい・・・といまだに愛好者も多いです。

これをエアテックスが模倣したのが「kids105」で、台湾製です。



トリガーをダブルアクションに改造、タミヤ以外のコンプレッサーに使えるようにネジ規格をSタイプへ、またトリガー引きしろ調整ネジを側面からグリップ後方に移設しました。(これが見た目で一番の違い)
ただ上記ベーシックコンプレッサーと部品が共通しており、プラカップをはじめ、結構互換も可能です。
また「市販のエアー缶と互換のない謎のアダプター」も付属していました。

とても使いやすかったのですがダブルアクションのチューブが破裂、その他不具合が多く発生し、現在は使っていません。また、「kids105」自体も販売停止で入手できなくなっています。(エアテックスのコンプレッサーに「オマケ」として在庫品が入っているとの話も・・・)

Amazonの商品画像はその「kids105」とソックリです。見た目に違うのはトリガーがエンジから黒になっていることでしょうか・・・?



商品が届きました。
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「kids105」ではエアブラシ格納用のプラケースなのですが、紙箱です。ちょっと貧相ですが特に1回1回仕舞う訳ではないので十分です。箱が破けていたり潰れていたりしています。これがアウトレット価格の理由でしょうね。
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取説をみると、Amazonの商品説明でなかった商品番号が出てきました。
「BT-105」、明らかに「kids105」との関連が見られますね。
(以下「BT105」「kids105」と記載)
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さっそく「kids105」と比べてみます。
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本体では違うところが幾つかありました。
(1)グリップ下部の生産国表示の有無・・・「BT105」では消されています。箱にも商品説明にも生産国記載がありませんが、おそらく中国製でしょう。
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(2)接続ネジ径・・・「kids105」では小型コンプレッサー用のSサイズ径の接続ネジですが、「BT105」ではより大きめのコンプレッサーに使われるLサイズ径の接続ネジです。
(3)カップに軽量線の有無・・・これは後発の「BT105」にあるもので、目盛が入っています。これはタミヤにもエアテックスにもないものですから嬉しいです。
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内部を見てみます。(「kids105」は一部部品欠如)
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ダブルアクション用の弁の形が違います。

同様のノズル先端ですが、「kids105」の金色の真鍮地に対し、「BT105」は銀色のメッキですね・・・
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ちなみに後方のニードルパッキンは「BT105」では内包式になり向上しています。

トリガーは「BT105」が丸い成形の跡が残っていて、ちょっと格好悪いです。
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部品の成型自体ですが、こちらは後発の「BT105」の方が綺麗です。裏側もスッキリしています。
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タミヤのベーシックブラシと3つ並べてみます。
左から親→子→孫、日本製→台湾製→不明(おそらく中国)です。
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この「BT105」、例によって動きが渋く、このままでは扱いにくいので整備します。(続きます)


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2008年3月より投稿していたSNSの閉鎖が決まり、この先工作日誌を続けるか続けないか、また続けるとしたらどの場所で・・・と思い悩んだのが2年前の8月のことでした。

他のSNSも特に浮かばず自力でブログを書いていこうと決意(と云うほどのモノではないですが)、幾つかのブログサイトを参照、試し書きをしてみたりして現在のYahoo!ブログで連載を始めたのが2年前の今日、8月18日になります。

今日で468記事目、単純計算で3日に2回弱の投稿になります。(基本は平日のみ投稿、土日祝と年末年始、家族行事の時は休み)
SNSに比べて写真掲載量が増えたので、より詳細な記事が投稿できるようになった一方、記事内容の責任の帰属は自身ですから、その辺りはより気を使うようになったと思います。文章簡単にしてもっとキャッチボールをすればいいのでしょうが、こう・・・考えて文章を上げている時間も楽しいです。大変ですがいろいろ意見を頂いたり、触発されて挑んでいる時もあり、それがまた新たな気力になります。

基本的に新製品購入は少なく、本格的な工作も少なく中古レストア記事が多いです。特定のジャンルにあまりこだわらず、時には鉄道模型本体から離れる時もあります。
写真も多め(5~15枚)なので容量もかなりになっており、このまま行くとあと1年半~2年くらいで引越しになると思いますが、そこまでは特に大きな出来事のない、些細な工作記事等を書き綴っていこうと思います。今後もご指導等頂ければ幸いです。

これだけですと実のない記事ですので、ちょっとしたコネタを・・・
先日紹介したイージーペインター、吸上げ用のチューブが下端まで届かずに残り1cmほど残ってしまいます。
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が、この代用品として・・・
エアダスター付属の隙間用ノズル、これがサイズぴったりです。
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これを純正より+1cmほどに(斜めに切るのがポイント)切り、装着します。透明ではなくなりますが特に問題ありません。
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これでこの通り・・・底まで達しています。斜めに切るのは底に当たった時に断面が平らだと底面に密着してしまうからです。
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これですと毎回エアーダスターを買う度に手に入りますので汚れた際に気軽に交換できます。

また、交換ボトルはダイソーで同規格があります。
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ただし、素材がPET樹脂でツールクリーナーで変形するらしいです。使うなら水性系塗料ですかね・・・


こちらのイージーペインターはストラクチャー塗装を中心に使っていきます。



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古いトミーナインスケールのDD13、不調の原因は台車ギアの経年変化?による噛み合わせの悪さでした。分解は困難でしたのでグリスを注入し台車を前後動させて当たりを減らすようにしました。
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動力を組み上げます。台車上ギアにグリスを、またモーターの軸付近にも少量のユニクリーンオイルを差しています。
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車体なしで試走・・・
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パワーパック・ハイパーDのダイヤルの半分くらいから動き始め、3/4位で適正な速度になりました。やはり台車の抵抗が大きかったようですね。ダイキャストのモーター付近も手を当ててみると適度な温まり程度なのでモーターへの負荷は余り掛かっていないようです。

車体を被せ、試運転・・・
家のある2軸貨車から「TOMY」の表示のある当時のもの(ホンコン貨車)を集めてみました。
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子供の頃に見たカタログの写真のようです。牽引は7両ですがまだまだ牽引できそうですね。
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最後に他社のDD13達と並べてみました。
上からKATO(旧・2つ目)、KATO(新)、マイクロエース、トミーです。
トミー製品はモーターの格納上、ボンネットがかなり高めです。(側面の灰色塗装の幅で分かります)
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上から見たところです。
捉え方の違いからか、各社かなり異なっています。ランボード上の色も灰色、朱色、黒色と様々ですね。
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最後に前面から。
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どれも特徴があって好きですね。「どれが似ている」ではなくて、各社のイメージであって良いと思います。

このトミーナインスケールのDD13は個人的なコレクションとして大切に扱い、とはいえたまに走らせて整備して・・・で長く遊んでいきたいです。生まれ年の鉄道模型、とても感慨深いものですから。
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箱つきの良好な状態ながら、「フルパワーでノロノロ運転しかできない」トミーナインスケールのDD13、オーバーホールして原因を突き止めます。
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台車を外し、その後にキャブ側面の爪を浮かせながらダイキャストを引っ張り出します。
そこで見たものは摩訶不思議な動力構造でした。
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まず、動力は前後非対称です。モーターと台車を介するジョイントの長さが異なっています。これはモーターの形状及び凸形車体の僅かな空間内に納めるために非対称にせざるを得なかった、ということでしょう。
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台車を外して見ると、台車前後の車輪上2か所に金属端子があります。これは前後で極性が異なっています。
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この台車が当たるダイキャスト下面から見ると前後に端子があり、中央側と端側で極性が異なっているようです。
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モーター接点の片側はモーターからダイキャストを介し端梁側の台車側に、もう片側はモーター端子から「ダイキャストに接触しないように」直接内側の台車側に接触しているようです。

拙い説明ですのでイラストで説明します。
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このような集電方式は見たことがありません。製造元である香港製品の系統であるバックマンの同時期製品も普通に分割ダイキャスト式ですし。
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子供の頃に親が動力復活を目指したものの「出来なかった」背景はこの複雑な構造があっての事なのかも知れません。
また少しでも隙間が有ったらヘッドライト点灯化、と思っていましたがダイキャストでライト付近が詰まっています。この独特の極性だと配線も困難そうなので諦めました。
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そして、この動力台車・・・
全く転がりません。力を掛けてカッテングマットに押し付けた状態でかなりの抵抗があります。おそらくギヤ自身の噛み合いが強いのと車軸を通している軟質プラ穴のすり合わせの悪さが予想されます。
これは当時からなのか、それとも経年変化によるものなのかは分かりませんが「最大出力でノロノロ」はこの車軸・ギアの大きな抵抗が原因であることは間違いありません。このまま無理を続けていたらモーターから煙を上げてしまうところでした。

車輪は台車軸を通した後に圧入されており、分解は困難そうです。
ギヤにはグリスを、そして車軸にユニクリーンオイルを滴下して力を掛けてカッテングマットに押し付けて前後にゴシゴシ、当たりが取れるまで念入りに作業しました。
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努力の甲斐あってかなり抵抗がなくなり、モーターへの負荷も減るようになったのでは・・・?
(長くなってしまったので明日に続きます)


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中古屋の片隅であったのを見て驚きました。
あの黄色い箱、ゴツい車体・・・間違いなく子供の頃に見たDD13です!
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子供の頃・・・父が持っていたのを覚えています。
ただ、記憶によると・・・もう不動状態になっておりモーターは抜かれ、当時のNゲージSLのプラモデルの展示台(線路がモールドされた底に透明プラスチックの蓋をしてディスプレイできるもの)に入れられて飾られていました。

もうその頃にはKATOのDD13も出ており、特に動力換装することもなく、いつの間にか見なくなってしまったのですが、あの独特の凸凹のモールドやポッテリとした塗装、そして愛くるしい一つ目がとても印象に残っていた車体でした。

その後イエロートレインの1つ目改造キットを購入してKATO製品から改造を試みましたが、直後に「マイクロエースから発売される」との情報があり中断(のちにAssyで元の2つ目に復旧)、そのマイクロエースのものは期待していたのですが動力が不調で扱いが難しく放置状態(のちに新幹線事業車2003の動力と交換)、リニューアルされたKATOのDD13・初期型の登場でようやく満足のいく1つ目のDD13となったのですが、まさか「元祖」の1つ目DD13と出会えるなんて・・・

はっきり言って動力は期待できないでしょう。当時のナインスケールのパワーパックは15V仕様でしたので現代のパワーパック事情には合わないのも予想されます。

無駄な買い物になるかも・・・と思って一旦店を出るも、気になって戻って購入しました。

箱の側面のシールを見ると、
「トミー機関幸シリーズ」
中華製品あるある、な表示です。
アジアの路地裏で偽物を掴まされたかのような錯覚を覚えます。(笑)
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透明の上蓋をクルリと回し(この辺りがナインスケールなんですよね)、車体を拝見・・・

車体はかなり状態は良いようです。
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片方のキャブ下のランボード白線にややヒビがある程度ですが、よく見ないと目立ちません。
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線路に載せて通電してみました。
動くには動くのですが、パワーパックハイパーDの出力最大でノロノロ程度です。
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いくら何でもここまで非力ではなかった筈です。このままではモーターが焼損してしまうため中断、分解してみることにしました。


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